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ドイツのフランケ&ハイデッケ社(後のローライ社)で製造された二眼レフカメラ ローライコードには10数種類のヴァージョンがありますが、このカメラは、1936年から1937年までの2年間に約9,459台が生産されたローライコードⅠa型ヴァージョン1です。レンズは、テイキング(撮影用)がカールツァイスのイェーナ・トリオタル1:4.5 7.5cm、ビューイング(観察用)はハイドスコップ・アナスティグマート 1:4 7.5cmが搭載されています。シャッターは、デッケル・コンパー CR00が搭載されており、1秒から1/300秒までの速度、TとBの設定が可能です。シャッターレバーはチャージレバーを兼ねており、時計回りでチャージ、反時計回りでレリーズできます。ただし、TとBはチャージせずに作動する仕組みになっています。フィルムの巻き上げは半自動巻き止めになっており、最初の1枚目は底部の赤窓で6×9判用の枚数表示「1」になるまで巻き上げてからフィルムカウンターを「1」にセットすると、後は自動巻き止めになります。ファインダーは、通常の拡大ルーペ付きのウェストレベルの他、遮光フード内に隠れているミラーをレバーで45度に倒すことによりアイレベルファインダーとして使用できます。ただし、観察できるのは中央部だけの倒立像になります。因みに、同じローライコードⅠa型でもヴァージョン2になると、このアイレベルファインダーの代わりにスポーツファインダー(素通しファインダー)が装備されています。商品の作動は良好ですが、90年の風雪に耐えたため外観はあまりよくありません。化粧革はかなりよく残っていますが、その下のボディーにサビがあるのか表面に凸凹があります。塗装は無数にタッチアップした跡が見えます。飾り銘板に歪みがあります。レンズは二眼共に少し曇りがあります。実写は可能ですが、ややコントラストが低下すると思います。シャッターは正常に作動しています。ファインダーはミラーに曇りやひび割れがあったので交換しましたが、素人仕事です。サイズに±1㎜くらいの誤差があるので、念のため交換前のミラーを別包装で添付しておきます。ピントグラスの磨りガラス部が摩耗して透明になっている微少な部分が数点見えます。総じて、撮影の道具としてよりも骨董品としての価値があるカメラかと思います。




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